ピロリ菌について

ピロリ菌について

最近、テレビコマーシャルなどでピロリ菌のという言葉を耳にすることが多くなりました。
本日、6月30日のはなまるマーケットでも話題になっていましたね。ご覧になりましたか?

そもそもピロリ菌とはなんでしょう。

正式名 : Helicobacter pylori(へリコバクターピロリ)

胃の粘膜に住んでいて、胃酸に強く、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらには、胃がんの原因になるといわれています。十二指腸潰瘍や胃潰瘍のほとんどは、ピロリ菌が胃にはいりこんできて起こる病気です。
一度潰瘍になった人が潰瘍を何回も繰り返すのは、ピロリ菌が、一度胃の中に入り込むとそのままずっと胃の中で生き続けるためです。

ピロリ菌は胃の粘膜に感染して、慢性胃炎を引き起こします。
ピロリ菌により傷ついた胃粘膜は再生するために細胞分裂が盛んになり、その課程で胃癌が発生します。

ピロリ菌に感染した胃は
(1)正常 → (2)慢性萎縮性胃炎 → (3)腸上皮化生 → (4)胃癌
とすすみます。

*(2)慢性萎縮性胃炎:胃粘膜が萎縮して薄くなる状態
*(3)腸上皮化生:胃の細胞が腸の細胞に似た状態になること(胃がんになる可能性が高い)

ピロリ菌除菌を行って胃ガンが予防できるのは、(2)の慢性萎縮性胃炎の軽い段階であることが研究から分かってきています。
日本人では、50歳以上で70%以上が陽性ですが、若年になるほど頻度が少なくなります。
検査法としては、胃カメラで生検して調べる方法(ウレアーゼ検査)と、
血液、尿、便などで調べる方法や尿素呼気試験という方法があります。

胃が痛いなどの症状のあるときには、ピロリ菌がいるのがわかっても、
胃や十二指腸の状態までわかりませんので、胃カメラ検査も一緒にする必要があります。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍で、ピロリ菌もいることがわかった場合、潰瘍の再発予防のためにピロリ菌の除菌が積極的に実施されています。

除菌には、3種類の薬を併用しますが、有効率は70~80%といわれています。
副作用として、下痢、腹痛、アレルギーなどを起こす場合があります。
ピロリ菌を治療することにより、胃がんが予防できる事が最新の研究により明らかになってきました。 胃がんが予防できる時代といえるでしょう。

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土日診療保険適用、禁煙外来。札幌(西区山の手)の「クリニークアンジェ牧山内科」。一般診療の他にアンチエイジング・札幌メンズ脱毛も実施。