喫煙と乳がん

タバコを吸う閉経前の女性は乳がんになりやすい

11/30 の 朝日新聞にこのような記事が掲載されました。

閉経前の女性は、喫煙によって乳がんになるリスクが、たばこの煙を吸う機会がない女性の3.9倍に高まり、受動喫煙だけでも2.6倍になることが、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の調査でわかった。

岩手、秋田、長野、沖縄の4県で、90年に生活習慣アンケートに答えた40~59歳(当時)の女性約2万2000人を約10年間追跡調査し、180人が乳がんになった。

90年時点で閉経していたかどうかで分けて分析し、「受動喫煙」は、喫煙者と10年以上一緒に住んだことがあるか、職場などでほぼ毎日1時間以上たばこの煙を吸う機会がある、と規定した。

津金部長は「受動喫煙の影響も予想以上に大きい」としている。

一方、閉経後の女性では、喫煙や受動喫煙の影響ははっきりみられなかった。
女性ホルモンが乳がんに関係するため、閉経前後で違いがでたらしい。
喫煙の乳がんに対する影響調査は、これまで結果が分かれていたが、今回の大規模な追跡調査で影響が確かめられた。

喫煙が体に悪影響であるという話はいろいろな場所で聞く機会があると思います。
喫煙による影響の中であまり知られていないのが乳がんとたばこの関係です。
・20歳以前に喫煙開始
・初出産以前に喫煙開始
・長期喫煙
・1日20本以上の喫煙
上記に心当たりのある方は、乳がんのリスクが上昇する可能性があります。

乳がん手術後の二次がんリスクを喫煙が高める

アメリカでの研究により、喫煙者は乳がんによる乳房切除術後に行われる放射線治療で、
二次がんとして肺がんを生じやすいことが明らかになっています。
研究の結果、喫煙者で放射線治療を受けた場合に肺がんを生じるリスクは、非喫煙者でかつ照射を受けていない場合に比べて18.9倍高いことがわかっています。
これまでのさまざまな研究により、喫煙は乳がんの発症リスク因子となることが知られています。

そのため、喫煙者の場合、乳がんの診断を受けたあとには速やかに禁煙をすることが再発リスクをおさえるだけでなく、治療に伴う二次がんの発症リスクも下げる可能性があることを知っておく必要があります。

乳がん予防の第一歩として禁煙をし、さらに受動喫煙を避けることが、乳がん予防に有効であると考えられます。
もちろん、乳がんだけでなく他の多くの病気を予防できるという理由からも、禁煙のメリットは大きいのです。

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