乳がん自己検診について
乳がん自己検診 無料講習会のおしらせ
乳がんは、初期に発見されれば90%が治癒するといわれています。
愛する幼い子供や、夫、年をとった両親を残して旅立たなければならない無念、
大切な母親、妻、パートナーを失う悲しみは、言葉では表せません。
毎日の生活の中に”自己検診”のちょっとした習慣をつけることで、一人でも多くの人が辛い思いをしなくてすむように願い、無料講習会を行います。(日程・ご予約はこちら)
そして、お母さん・お姉さん・妹さん・お友達など周りの方に自己検診のやり方を広めてください。
最近乳がんが増えている?
2005年に乳がんにかかった人は推計3万6千人を超えました。
胃がんや大腸がんに並び女性のがんでは、トップです。
日本女性の25~30人に1人が乳がんにかかるといわれています。
2005年に乳がんで亡くなったのは、約1万人。その半数が30代から、50代でした。
*女性のがん種類別死亡年齢*
36歳-40歳代 | 50歳代 | 60歳代 | 70歳代 | |
第1位 | 乳がん | 乳がん | 乳がん | 胃がん |
第2位 | 胃がん | 胃がん | 胃がん | 肺がん |
第3位 | 肺がん | 肺がん | 肺がん | 乳がん |
第4位 | 子宮がん | 子宮がん | 子宮がん | 子宮がん |
(NPO法人 J.POSH 「日本乳がんピンクリボン運動」より) |
乳がんになりやすい年齢って?
欧米では60歳代にかかるケースが多いのですが、
日本では30歳代から急激に増えてはじめ、45歳でピークを迎え、80歳を過ぎてもまだリスクはなくなりません。
30歳になったら乳がんの自己検診を行う習慣をつけ、40歳以上の方は定期的に検診を受けることをお勧めします。
乳がんになったらどんな症状がでるの?
初期の乳がんで具合が悪くなるといった症状はありません。
30代から40代は、子育てや仕事で大忙し。
日々の忙しさにまぎれ、自分の健康のことはつい後回しにしてしまいがちです。
でも、忙しいということは、それだけ家族や社会で重要な立場に置かれているということです。
治療に長い時間がかかったり、命を落とすことは、なんとしても避けたいことですね。
乳がんをみつけるきっかけとして多いのは「しこり」です。 通常、痛みを伴うことはありません。
乳房のひきつれ、くぼみ、変形、乳頭からの分泌物、陥没、わきの下のグリグリも注意が必要です。
乳がんになりやすいタイプは?
- 家族に乳がん患者がいる
- 40代以降の方
- 肥満で脂肪の多い方
- 初潮が早く、閉経が遅いなど月経期間の長い方
- 出産経験の無い方、35歳以上で初産の方
- たばこを吸っている方 (喫煙と乳がんの関係はこちら)
お母さんが乳がんになった貴女へ
お母さんが乳がんになった年齢より若い年齢であなたが乳がんにかかる可能性があることを知っていてください。
そしてあなたの娘さんにも、若い年齢から乳がんについて気をつけなければならないことを早くから教えてあげてほしいのです。
乳がんは、女性である以上誰もがかかる可能性がある病気です。
いたずらに恐れることなく、自分の体は自分で守るという積極的な気持ちで早期発見し、一度きりの人生を前向きに明るく充実したものにしていきましょう。
乳がんの自己検診だけでもう大丈夫というわけではありません。
乳腺外科などでのエコーやマンモグラフィーを使った乳がん検診を定期的に行う必要があります。
自己検診を行うことで、どんな状態なのかを把握し、乳がん検診や乳腺外科での診察のときに役立ててください。